「相馬古内裏」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
(同じ利用者による、間の1版が非表示) | |||
3行目: | 3行目: | ||
* [https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E8%9C%98%E8%9B%9B%E8%8D%89%E7%B4%99 土蜘蛛草子] | * [https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E8%9C%98%E8%9B%9B%E8%8D%89%E7%B4%99 土蜘蛛草子] | ||
== 平家物語 == | |||
それ我が朝に朝敵の始めを尋ぬるに、昔、神武帝の御宇四年、紀州名草の郡高雄の村に、一つの蜘蛛あり。身短く手足長うして、力人に勝れたり。人民多く損害せしかば、官軍発向して、宣旨を読みかけ、蔓の網を結んで、遂にこれを覆ひ殺す。 | それ我が朝に朝敵の始めを尋ぬるに、昔、神武帝の御宇四年、紀州名草の郡高雄の村に、一つの蜘蛛あり。身短く手足長うして、力人に勝れたり。人民多く損害せしかば、官軍発向して、宣旨を読みかけ、蔓の網を結んで、遂にこれを覆ひ殺す。 | ||
日本盤余彦尊御宇、四年己未歳の春、紀伊国名草郡、高野林に土蜘蛛ありき。身短の手足長くして力人に勝たり。皇化に随はざりければ、官軍を差遣して、是を責けれ共、誅する事能はず。住吉大明神、葛の網を結て、遂に覆殺し給へり。 |
2024年10月23日 (水) 14:43時点における版
平家物語
それ我が朝に朝敵の始めを尋ぬるに、昔、神武帝の御宇四年、紀州名草の郡高雄の村に、一つの蜘蛛あり。身短く手足長うして、力人に勝れたり。人民多く損害せしかば、官軍発向して、宣旨を読みかけ、蔓の網を結んで、遂にこれを覆ひ殺す。
日本盤余彦尊御宇、四年己未歳の春、紀伊国名草郡、高野林に土蜘蛛ありき。身短の手足長くして力人に勝たり。皇化に随はざりければ、官軍を差遣して、是を責けれ共、誅する事能はず。住吉大明神、葛の網を結て、遂に覆殺し給へり。